ニュース163 被災地YMCA3支援センターの新体制。

YMCAは新年度を迎えて新しい体制で支援活動に取り組んでおられます。

震災以来、被災地に居を構えるこの3拠点からの情報発信があってこそ様々な活動は可能でした。

状況は変わりつつあり、被災された方々への支援は今後も更につづけて行く事となります。

スタッフの方々との連絡を密にして,私達も情報を共有することで,更に新たな活動に参加いたしましょう。

仙台YMCA・東日本大震災支援対策室の大村裕司さんのご報告をまとめました。

 宮古は、横浜の大谷さんが帰任され、大阪の木田さんが所長に 昇格されています。後任として、仙台から 斎藤さんが出向(2年)されています。斎藤さんは、これまで仙台の 健康教育のスタッフをしておられ、サッカーや水泳のできる方です。 宮古は今後のことを考え、すでに一部開始していますが、支援活動 だけでなく、小学校のグランドを借りてのサッカー教室や、プールでの プログラム等、地域センターとして根ざしていくための種まきとなって います。

 石巻は、東京YMCA会員部スタッフ戸坂昇子さん村上祐介さんと、現地駐在スタッフ伊藤剛士さんです。 この年度がわりのところでは、大きな変化はありません。仙台とも 定期的に連絡をとりながら、がんばっています。

 仙台は、支援室の黒田さんが和歌山に帰任され戦力が大幅ダウンです。 というのは、昨年度は村井室長(ほぼ専従:年度の後半は副総主事との兼任ではありましたが・・・)、大村副室長(専任)、黒田さん(健康教育の 現場との兼任)に光永総主事は折に触れてサポートしてくださっていました。
 今年は、村井総主事が室長兼任(当然総主事がメインです)、大村副室長 (専従:ただし(いちおう)3ヵ月の延長)、平山さん(健康教育の現場との兼任) です。

 同盟の総括的な支援方針のフェーズ2(※)が今年度で終わるので、そこまでは なんとか今の体制を維持し、一方で2014年度からは大幅に活動が変わる (縮小です、これは3拠点ともそうなると想像しています)ことを、告知して いく必要があると思っています。

 

※「フェーズ2」に関して仙台通信96号(2013年4月1日号)を引用いたします。


 2011年3月11日の地震・津波・原発事故から3年目の年度にはいります。
 日本YMCA同盟では震災直後より全国協同での支援活動を開始しました。

 これまで日本のYMCAによる支援活動は次のような流れで進められてきました。
Phase1(フェーズ1) 緊急対応期
  2011年3月〜2012年3月まで継続 →現在完了
Phase2(フェーズ2) 応急対応期
  2011年9月〜2014年3月まで予定   ★現在は2と3の並行期
Phase3(フェーズ3) 復興期
  2012年3月〜2016年3月までを目途に  
 当面5年間は被災者の皆さんに寄り添っていきたいという思いからです。
 ★今後、全国のYMCAは「ビッグハートプロジェクト」という名前のもと、活動を継続してまいります。

 こうした中、仙台YMCAの東日本大震災支援対策室も徐々に体制を変えながら活動を続けております。

 2012年度は室長村井、副室長大村、黒田の3名に総主事光永が積極的にかかわる体制で事業を実施してまいりました。
 3月末をもって、全国Yからの出向者である光永、黒田、大村は帰任し室長村井以下体制を再編成する予定でしたが、ひとまず3ヵ月は大村が留任し新体制へのスムーズな移行を目指すこととなりました。
 村井は帰任した光永前総主事のあとを継ぎ、新総主事に就任しました。今後は総主事が兼任する室長のもと、新しいプロジェクトチームで支援活動を行ってまいります。そのためには、これまで以上にワイズメンの皆さんや全国YMCAの皆さんのご協力を仰ぐ必要があります。したがって、情報発信・情報共有・計画立案が、ますます重要になってまいります。どうか、積極的におかかわりいただき、ご指導・ご協力をいただければ幸いです。
 なお、2012年度は豊富な専従体制のもと、全国Y・ワイズ・一般の皆さんからの支援室に対するサポート要請(ワーク・視察・物資持参等々)をほぼ無条件に受け入れ実施してまいりました。しかし、体制の大きくかわる2013年度以降は、ご相談に対し実施時期や内容について調整をお願いする場合も出てくることと思います。また、時によっては調整できず「ならねものはならぬ」(微妙に意味が違いますか・・・)という結論にならざるを得ない場合も出てくることが推察されます。どうか、早目早目のご連絡、それも確定予定ではなくラフな計画の段階からのご相談をよろしくお願いします。

 

関連ニュースをご覧ください。

東日本大震災・支援対策本部ニュースVol.14(2012年5月1日発行

 

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